事の発端
WordPressサーバーとしてEC2を利用して一年が経ち,もろもろの無料利用枠の終了を迎えた.今月の請求額を見て1000円くらいに収まっていればそのまま運用しようと思っていた..
ところがどっこい今月の請求額は4000円近く!一番割合として大きかったのがELB(ロードバランサー)であった.
そこで,この記事ではELBを使用しないサーバー構成に変更した際のポイントを備忘録として記載した.
以前のサーバー構成
ブログ立ち上げ当時は,WordPless用AMIを用いてEC2にWordpressサーバーを構築していた.EC2を複数用意しロードバランサーで負荷分散,なんて大層なことは行っておらず,URLリダイレクト用(http->https/wwwあり->wwwなし)にELBを使用していた.
また,AWS Certificate Managerで取得したSSL証明書をELBに割り当ててSSL化させていた.ドメイン取得もAWS(Route 53)で行っており,ホストゾーンへのアクセスをELBにルーティングさせていた.
ELBの使い方おかしい?やっぱり?
変更内容
リダイレクト処理とSSL証明書取得
リダイレクト処理とSSL証明書取得および割り当てはEC2にssh接続し以下のコマンドを実行することで設定可能とのこと.(なぜ早く気づかなかったのか)
$ sudo /opt/bitnami/bncert-tool
英語で質問されるので,指示に従ってyes/noを答えればOK.行う設定はこれだけ↓
- ドメイン名入力
- www有り -> www無しリダイレクト
- http -> https リダイレクト
- メアド入力
詳しい手順はこちらの記事が参考になる
ホストゾーンのレコードの設定(Route 53)
ELBのアドレスを割り当てていたところにWordpressのEC2の固定IP(Elastic IP)を登録.
その後,サイトにアクセス可能か確認する.きちんとリダイレクト処理が行われているかを確認し,問題なさそうであれば,忘れずに元のELBを削除する.
SSL化やルーティングの変更が反映されるまでに数分かかるので焦らないこと
まとめ
リダイレクト用に使っていたELBを削除し,サーバー側およびRoute 53の設定変更を行い,以前と同様のアクセスを実現した.
P.S.
最初からLightsailにWordpressサーバーを立てればよかった.ブログデータが大量すぎてLightsailへのデータ移行に躊躇してる...