マルチポテンシャライトという生き方

多様性の是非

現代の日本は高齢化が進み国力が落ち,国家や会社への信用度の低下,会社への帰属意識の低下を招いています.集団のための個という考え方が崩壊しはじめ,個のための集団へと意識の変換期を迎えています.しかしながら日本の教育制度がそれに追いついておらず,個の力や技術を伸ばす教育は足りていないと感じます.私の経験の中で「その人が人生でどれくらいお金が必要なのか?」「情熱を燃やせるものはなにか?」「進路」などを考えるような,個人を焦点とした教育や生き方に関する教育は全くありませんでした.そのせいか近頃,多様的であることに誇りを持てず苦しんでいる人が多く見受けられます.

性別の多様性
身体の多様性
国籍の多様性

例えばこれらで悩む人は非常に多いです.本来はこの悩みは「自分の個性」と考えることで解決が可能なはずです.しかし,「人と違う」ことがこの世の中(特に日本)で住みづらくしているのも事実です.

ここでは私が最近ある本を読んでようやく気づけた,働き方や人格の多様性について焦点を当て述べていきます.また本記事はこちらの書籍の内容を一部抜粋引用しています.

マルチポテンシャライトとはなにか

マルチポテンシャライトとは「多くの潜在的な能力を持つ人」 言い換えると 「多種多様なフィールドにおいて活躍したい人(してきた人),特定の分野だけ長期間追求することに困難を覚える人」

私が思うに,人は皆マルチポテンシャライトです.各人は様々な趣味嗜好と才能を潜在的に持っているのではないかと考えています.スペシャリストを重んじる社会では特定の仕事のみ任せられることが多く,マルチポテンシャライトが苦痛に感じることは多々あります.彼らが仕事を選ぶ時はそのマルチな才能を活かせる環境を選ぶべきだと私は考えています.ひとことにマルチポテンシャライトと言ってもそのタイプは多様です.そのため,まず自分がどのタイプに近いかを分析する必要があります.

グループハグ・アプローチ

「ある一つの大きな仕事やビジネスに携わることが人生の意義であり,お金を生むもので,その中で自分の多様性や情熱を誇示できるものであると考えるタイプ」

スラッシュ・アプローチ

「日常的にあらゆるフィールドのビジネスを掛け持ち,自由に駆け回りたいタイプ」

アインシュタイン・アプローチ

「情熱を燃やせるものじゃないが,一定の収入が手に入る安定的な仕事に就き,その他の時間でお金を生まないが心惹かれるたくさんの趣味に没頭したいタイプ」

フェニックス・アプローチ

「長時間に渡って物事に没頭しお金を稼げるほどの専門家になったと思えば,数年したら全く別の業界に興味が移り新たなキャリアを形成させるタイプ」

あなたの働き方はどのアプローチに当てはまるでしょうか.決してどれかの型に当てはまらないといけないというわけではなく,複数のアプローチを選択する場合もあると思います.ちなみに私はグループハグ&フェニックスです.

それぞれのアプローチが,取るべき人生の戦略については今度の機会に出筆したいと思います.または上記の書籍を参考にしてください.

同時-順次直線

マルチポテンシャライトを理解する上で仕事の進め方という観点も重要になってきます.世の中には同時進行型タイプと順次進行形タイプの2種類の人間がいます.例えばA,B,C,Dのタスクが与えられたとして,A,B,C,Dを同時に行う人が前者,Aが終わってからBを始め,Bが終わってからCを始めるのが後者です.これは完全に得意不得意の世界で,順次型の人が同時型の人を真似る必要はないし,その逆も必要ありません.大事なのは,自分がどっち側の人間かを自覚し,納得して今の仕事をこなすことです.

ちなみに,スラッシュ・アプローチには同時型が多く,フェニックス・アプローチには順次型が多いです.

まとめ

私はマルチポテンシャライトという生き方考え方を広めたい,マルチポテンシャライトであることに誇りを持ってもらいたいと強く考えています.幸いにも多様的な働き方がもてはやされることも徐々に増えてきて,日本の将来も案外明るいんじゃないかとも思えてきた今日この頃です.

この記事を書いた人

正田 孝平

正田 孝平

学生ブロガー兼エンジニア(東工大院21卒)
AI,IoT,web最新技術の具体的活用術、キャッシュレス決済と資産運用の最新トレンドや語学の体系的学習法について発信。在学中は人力飛行機の製作、webアプリ開発に積極的に携わった。
【趣味】
球技、水泳、マラソン、スノーボード