乱立する決済手段
現金,クレジットカード,Paypay,Suica,d払い,メルペイ……
2020年にかけて決済手段が増えすぎている.メルカリのOrigami買収など企業側の顧客獲得戦線も激しくなっていて,ユーザーも混乱を強いられている.
人々にとってキャッシュレス決済を利用する一番大きな目的は資産の消費を抑えるということである.決して決済手段の選択に時間という資産を費やしてはならず,決済手段はなるべく少なく統一するべきである.
ここでは最も効率的な時間とお金の運用方法を記すことにする.
錬金術
ここでいう錬金術は消費によって還元される金額と投資によって得られる利益の双方の最大化を目指すということだ.前者だとキャッシュレス決済の還元,後者だと株式投資や投資信託がそれにあたる.
錬金術って楽しいの?
錬金術は自分の家選びと同じだ.自分の環境や生活水準に合わせてカスタマイズできるできるのが魅力である.ただ,中には
「還元率1%だの2%だの細かく拘っててケチ臭くない?」
「還元率,利回りなんて計算なんてセコくない?」
って思う方も多いはず.しかし当の錬金術師としては節約したいというよりも資産運用の自分なりの最適解を選ぶ過程こそが楽しいと思っているのではないだろうか.いわば錬金術は資産を殖やす趣味の一つである.ここまで読んでいるという人は少なくとも少し興味を持っているはずなので最後まで読んでいただきたい.
2020年最強の錬金術はコレだ!
もっとも2020年4月(執筆現在)ではなく,2020年5月〜2021年春という近未来を見据えた錬金術を行うべきである.経済圏は日々状況が変化しているので近未来の錬金術に頭を巡らせておく方が賢明だ.
さらに,通信費,EC(オンラインショッピング),実店舗,交通,月額定額支払い(サブスク)など具体的なユースケースを想定した金回りを考える必要がある.消費の殆どはこれらに含まれる.
では,具体的な運用方法はどうしたら良いのだろう.
結論から書くと,LINE Payを中心とした資産運用網を利用するべきである.
2020年4月執筆現在の想定で,年150万ほど消費する人が上記の運用を行うことで年15万円ほどの不労所得が得られるわけである(2000P×52週+150万×3%±投資状況).
(なお,サービスは終了やポイント還元率の改悪または改良する可能性があることを忘れてはならない)
さて,以下の項目に分けて説明していく.以後可読性のために還元率や料金に準ずる箇所にマーカーを引いてある.
- 基本決済手段(LINE Pay)
- LINE ポイントクラブ
- Visa LINE Pay カード
- 通信費
- 鉄道利用(option)
- 店舗利用(option)
- 投資運用
- LINEスマート投資
- LINE証券
1. 基本決済手段 LINE Pay
LINE Payを利用する際に二つの点に留意しておきたい.
LINE ポイントクラブ
LINE ポイントクラブにはマイランク制度があり,最高のプラチナランクで還元率3%となるのでこちらを利用することは必須条件だ.プラチナランクの条件として過去6ヶ月の間に5000ポイント以上獲得している必要があるが,これは後述する方法で簡単に達成できる.さらにVisa LINE Payカードの発行が必須条件となるが,これは次節で記載しておく.
Visa LINE Pay カード
2020年5月から一般利用が開始されるこのVisaカードは初年度の還元率は3%となっている.
2.通信費
誰もが払っている携帯電話の通信費.通信会社はどこでも良いが,LINE経済圏を使う以上LINEモバイルを利用する方が管理コストが低い.ちなみに私は3GB・SNS使い放題プラン・データ使用量の繰り越しありで月々1800円程度で済んでいる.もちろんLINE Pay3%還元対象.
(LINEモバイルは常にキャンペーンをやっていて招待されるとかなりお得になるので,こういったキャンペーンも上手く利用したい)
3. 鉄道利用(option)
鉄道利用をする方はモバイルSuicaを利用する以外の選択肢が無い.鉄道利用で2%還元.
さらにクレカでのSuicaチャージで追加還元されるが,そのクレカは100%Viewカードを使うべきなのは以下の理由である(2020年4月現在).
- オートチャージで時間と精神の消耗を節約できる
- 1.5%高還元.
4. 店舗利用(option)
店舗は実店舗とAmazonなどのECサイトの利用を含んでいる.ここではVisa LINE Payで3%還元を使うのが無難である.
Kyashを利用することで4%還元にすることも可能かと思われたが,
KyashのVisa LINE Payカード紐付けによるポイント二重取りが無効化された(2020年4月現在).
さらにKyash利用には以下のデメリットがあることを留意しておきたい.
- KyashにVisa LINE Payカードを紐付けて管理する必要がある
- 発行手数料900円
- 本人確認未対応
- 月あたりの還元対象決済上限:12万円
- 月額定額サービスの支払いに未対応
特に一番最後,サブスクに未対応なのはとても使い勝手が悪く,今後Kyashを使うことのメリットは無いと考えている.(2020年10月追記)
5. 投資運用
2020年10月23日(追記)
来たる2021年に向けて,再度錬金術をアップデートしたものを後編として以下に示した.ほとんどの内容はこれまでに述べたことを踏襲しているが,投資運用を追記している.
投資運用と聞いて,リスクを勘ぐってしまう気持ちもわかるが,ここで述べているのはノーリスク投資法である.超慎重派な私が考えた投資法となっていて,具体的な結果も含めて明らかにした↓.